受験勉強で得た自信

熊大附属中学校:N・Y君

皆さんは自分の解答に自信がありますか。
おそらくほとんどの人が「あまりない」と答えるでしょう。実際、僕も最初はそうでした。
しかし、自信を持てるということを夏期講習で学びました。
夏期講習は本当にきつかったです。宿題は、書いた答えを見直す時間もないくらい多く、3日間の夏期合宿では、朝から晩まで勉強づくしでした。
そのため、この時期、受験に対して心が折れそうになった人もいました。
でも、それが僕にとって良い経験になりました。
そんな夏期講習に打ち勝ち、とうとう念願の附中模試で1位になることができました。
僕はこれで得た自信で受験勉強に挑みました。
9月からはさらにハードになりました。
ときには、宿題が1教科で過去問2~3年分が出たこともありました。しかし、僕は一度も宿題を忘れていません。いくら時間がなくても宿題だけは絶対にやろうと決めていました。
宿題をすればすぐに成績が上がる、ということではありません。
しかし、宿題をやり続けることで少しずつですが、知識が増え、テストで大きな力が出せるのです。
受験まで残り3ヵ月となり、いよいよラストスパートを迎えました。日曜特訓、冬期講習、正月特訓、ファイナル特訓と、受験勉強の日々が続きました。
僕は一つ一つの授業を大事にし、それで得たものをひとつも無駄にしませんでした。
このころから、冒頭の質問が「ある」に変わっていきました。
受験当日。思った以上の受験者数に驚いた僕でしたが、普段通りの力を出せ、悔いはなく受験を終えることができました。結果は『合格』。勝利の二文字でした。
ここまで努力できたのは、あきらめない心、授業で学んだ事を無駄にしないこと、そして何よりも早稲田スクールの先生方のおかげだと思います。未来へ向かって恩返しの意味も込めて、中学校生活3年間頑張りたいです

 

 


 

君に期待すること

N・Y君の保護者様より

我が息子、Yが早稲田スクールに通い始めたのは、小学校5年の夏休みからである。長期休暇に何もすることがなく、家の中でうるさいから追い出されただけである。
それから早稲田大好き少年になり、約13ヵ月の努力の甲斐あって、志望校に合格できた。途中、弟の『にーにー遊んでよ』という言葉に後ろ髪をひかれ、母の『弁当作るのが面倒くさい』という言葉に罪悪感を感じながらも。
私、すなわちYの父は仕事柄、出張が多い。12月初旬、石川県の松井秀喜ベースボールミュージアムに立ち寄った。そこで、怪物・松井秀喜が、彼の父より『努力できることが才能である』という硲伊之助(はざまいのすけ)さんの言葉を小学校5年生の時に送られたことを知った。ゴジラでさえ、努力したからこそ海を渡ることができたのだ。息子よ、君が努力してきたことを私は知っている。しかし、努力には自分の意志さえあれば、際限がないことも知ってくれ。
この際だから言っておこう。父の願いは、受験合格ではない。
①志を持つこと、②そのために精進すること、③その結果をもとに人様のお役に立つことである。これらは簡単なようであるが、世界征服と同じくらい困難な野望である。このような野望を持つ父であるが、君の合格は素直にうれしい。ありがとう。
最後になりましたが、早稲田スクールの先生方には、これまで親身になって御指導をいただき、心より感謝しております。今後も、我が子らが切磋琢磨し、なれるものになるのではなく、なりたいものになれるように、更なる御指導をお願いいたします。