勝つことと感謝すること

熊本高校:S・Yさん

携帯電話から聞こえた両親の声、報告をした瞬間の早稲田の先生方の表情。
そこから嬉しさや安堵の気持ちを感じた時、「今まで頑張ってきて良かった」と心の底から思いました。

 

中学校で私は吹奏楽部に所属していました。ほぼ毎日練習があり、文化部ではあるものの、肉体的にも精神的にもきつい部活動でした。
入部当初は、「勉強と部活動を両立させる!」と意気込んでいましたが、元来時間の使い方が下手だった私は、授業前ぎりぎりに宿題をするようになるなど、悪い癖がついてしまいました。当然、周りとの差は広がるばかりでした。
中3になり、だんだんと周りが受験を意識してきても、部活動を引退する夏休みまで私は悪い癖を直しきれず、成績は右下がりに落ちて行きました。
周りの人々に心配をかけて、家族に八つ当たりすることもありました。
そんな私を救ってくれたのは、身近な人の存在でした。
私のことを考えてくれる家族は、送迎や温かいご飯を作ってくれました。
生徒一人ひとりに親身な先生方は、熱心な授業をしてくださり、受験に対する相談にも乗ってくださいました。
いつもそばにいてくれる友達は、逃げ出しそうな私を励ましてくれました。
志望校合格という同じ目標に向かって戦うライバルは私の闘争心を燃やしてくれました。

 

そんな身近な人たちの支えがあったからこそ、私は志望校合格という夢を掴み取れたのだと思っています。
私ひとりの努力だけでは、成し遂げることはできませんでした。
志望校が同じライバルと自分を比べて、「あの子は私より元々成績がいいから」と自分に言い訳をしたり、成績が良かった過去を懐かしんで「あの頃に戻れたらなぁ」と現実から目を背けて、受験という目の前の壁から何度も逃げようとしました。誰にだって不安はあります。
しかし、「逃げたい」と心のどこかで思う自分にだけは負けてはいけないと思います。
受験はライバルとの闘いではなく、自分との闘いです。弱い自分にどれだけ勝てるかだと思います。
これから受験を迎える方は不安があると思いますが、弱い自分に勝つこと、自分を支えてくれる人への感謝を決して忘れないこと、を大切にして欲しいと思います。
これまで熱心な指導をしてくださった早稲田スクールの先生方、本当にありがとうございました。

 


 

 娘と早稲田スクールを信じて

S・Yさんの保護者様より

合格発表の日、私は仕事先で電話を待っていました。
電話の予定時間を過ぎたのは数分でしたが、その間に何度も何度も携帯の待ち受け画面を確認しました。そして、娘からの着信があり、祈る思いで「どうだった?」と問いかけました。
「合格しました。○○番、あった!」と娘の満面の笑顔がその声を通して感じ取れました。
娘が入塾したのは、小学校3年生でした。小学校6年生の時に引っ越したため、私は何気なく、「家から近い方の塾へ変わる?」と娘に話しました。
すると娘は、「絶対いや、早稲田がいい!」と言いました。
7年間ほとんど休むことなく通塾できたのは、何よりも娘本人が早稲田スクールの先生方に強い信頼を寄せていたためだと思います。
長女も早稲田スクールに通っていたこともあり、知っている先生方の話をテレビのCMや新聞に入ってくる広告を見ながら、二人で一緒に楽しそうに話している姿がそれを物語っていました。
中学3年生になると部活も忙しくなり、学校から直接塾へ行き、帰りは11時過ぎ、家では食事と寝るだけという毎日が続きました。
たまの休みの日は、疲れもあり寝てばかりでした。
塾には休まず通っていたものの、家で娘が机に向かっている姿を見る機会がないためか、受験が近づいても学習への娘の変化を感じ取れず、このままでいいのだろうか、と不安な気持ちが募っていきました。
そんな時、私は何度となく担任の先生へ相談し、面談の時にも家での娘の様子や心配な気持ちを伝えました。
その度に、先生は丁寧に話を聞き、アドバイスをしてくださいました。
おかげで、「娘を信じよう」という気持ちになり、体調管理と食事管理に専念することができました。結果、変にプレッシャーをかけることなく、娘も安定した気持ちで受験を迎えることができたと思います。本当に感謝しています。
塾への合格報告の際に「決してこれで終わりではないこと」を先生から伝えられた、と娘から聞き、先生方が生徒の人間としての成長を願ってくださっていることを改めて感じました。
娘は早稲田スクールで身についた多くのことを活かして、今後も頑張ってくれると信じています。先生方、本当にありがとうございました。