受験期を振り返って

熊本高校:I・R君

 今、こうして志望校合格を迎え、この合格体験記「栄冠」を書かせて頂けることを心から嬉しく思います。
 3月15日、合格発表。自分の受験番号を見つけた時の喜び、感動、達成感は今でも忘れることができません。この日を迎えるまでに、早稲田スクールで過ごし、努力してきた日々は非常に充実したものでした。その中で、僕が大切にしていたことをこれから受験を迎える皆さんにいくつか伝えたいと思います。 
 一つ目は、「日頃」を大切にするということです。宿題や間違い直し、CT勉強を徹底するとこれだけでも必ず力がついていくと思います。当たり前のことを当たり前にこなしていくことは簡単なようで難しいことです。しかし、これが一番の近道となり、将来の志望校合格に少しずつ近づいていくのだと信じてきっちり取り組んでみて下さい。二つ目は、「質問をする」ということです。分からないところをそのままにしておくことが一番怖く、やってはならないことです。自分で考えてもひらめかなかったり、解決できそうにない時には先生方にどんどん質問することが大事です。僕自身、先生方にたくさんの質問をしました。入塾当初、とても苦手意識が強く、テストの成績もよくなかった社会は三年生になると四高模試で安定して一段階がとれるようにまでなりました。また、先生方にはいろいろな相談にものって頂きました。どんな時にも自分のために親身になって的確なアドバイスを与えて下さいました。今となっては、それが合格に大きくつながっていったのだと強く実感しています。
三つ目は、とにかく「今」を大切にしてほしいということです。今この瞬間も自分と同じ志望校の合格を目指して努力している人たちがたくさんいます。「あとで」とか「明日」とか後回しにしている時間なんて誰にもありません。与えられた時間は皆平等です。いかに時間を有効に使っていけるかどうか、もう一度自分の時間の使い方について見直してほしいと思います。四つ目は、受験する皆さんの「気持ち」が大切だということです。成功するかどうかは強い気持ちを持ち、合格に向けての最高の努力を最後まで諦めずにできるかどうかにかかっています。しかし、どんなに頑張っても結果というものはすぐに目に見えるまで現れるものではありません。そんな時でも自分を信じ抜き、継続すること、それだけは決して忘れないで下さい。この先苦しいこと、つらいこと、逃げ出したくなること・・・不安もたくさん出てくると思います。そんな時は周りを見渡してみて下さい。一生懸命努力している仲間、先生方が早稲田スクールにはたくさんいます。乗り越えられた時にはきっと成長した自分が待っています。悔いが残らないようできるだけ早く受験生の意識を持ち、精一杯頑張って下さい。
 これから受験を迎える皆さんが志望する高校に合格し、笑顔で新たな春を迎えられることを心から願っています。
 最後に、二年間どんな時にも自分を支え励まし、ここまで導き成長させて下さった早稲田スクール健軍校の先生方、本当に有難うございました。これからは自分の新たな夢の実現へ向け、日々邁進していきます!

 


 

出会いに感謝

I・R君の保護者様より

 合格発表の日は、今でも思い出すとドキドキしてきます。 
 一日目の試験が終わってからの表情は硬く口数も少なく、落胆していた姿を見ると掛ける言葉も浮かびませんでした。
 それからの一週間は長く感じて、今でもあまり覚えていません。でもずっと頑張って来たんだから発表の瞬間は、一緒に自分の目で見よう!と決めて門をくぐりました。発表の瞬間、息子よりも先に私が番号を見つけました。あんなに自信がないと言っていた息子の顔に、何とも言えない嬉しい笑顔がありました。思い起こせば、中1の終わりの春期講習から入塾し、数ヵ月に一回のクラス替えを経験して、毎回毎回ハラハラしていましたが、何とか最後までSクラスを維持してくれて、我が子ながらよく頑張っているなと思いました。気がつけば、あんなに苦手だった社会が得意科目になり、分からない問題や疑問に思ったことは納得のいくまで質問したり、いつの間にか積極的な性格になっていて、先生方にたくさんの相談をし、私の知らないところで大人の人との会話もしっかりできているんだなとつくづく思いました。
 何度となく挫折した時も、勉強だけでなく心のサポートも真剣に行ってくださった早稲田スクール健軍校の先生方、切磋琢磨しながら共に頑張った友達との出会いに、本当に感謝しています。これからの人生、色々なことがあると思いますが、早稲田スクールでのこの素晴らしい出会いが息子を成長させてくれると信じています。
 本当に濃い二年間をありがとうございました。