大切なこと

熊本高校:O・Yさん

 私が早稲田スクールに入塾したのは小6の春期講習でした。理由は国立中学校を受験するためでしたが、結果は不合格でした。そんな私が熊本高校に合格できたのは、本当に早稲田スクールの先生方や友人の支えのおかげだと強く思います。そしてこの合格体験記を書けることをとても嬉しく感じます。私が学んだことや皆さんに伝えたいことはたくさんありますが、大きく分けて二つのことをお伝えしたいと思います。
 一つ目は当たり前のことを当たり前にこなしてほしいということです。そんなこと簡単だと感じる人もたくさんいると思いますが、私はこのことが一番難しく、また一番大切でもあると思います。私は中2になる頃までいくつかの教科で、宿題や間違い直しを作業として行っていました。また授業も、宿題をしていない、CTを覚えていないなどの理由で休んでいました。今思えば、その時の私は自分に負け、面倒なことから逃げ続けていただけでした。(先生方すみませんでした……) もちろん、それで成績が上がるはずはありませんよね。そんな時、ある先生の、「逃げてもまた同じ壁にぶつかるだけだ。」という言葉を聞いて「このままでいいはずがない!」と気付くことができました。その後、間違い直しは「何が分かっていないのか。どこを、なぜ、どのように、間違えたのか。」を意識して一つ一つ丁寧に行うこと、宿題もCT勉強もしっかりと丁寧に行うこと、もし宿題やCT勉強が間に合わなくても、最悪授業には出ることを心がけました。そのかいあってか、四高模試の段階も多少の波はあったものの、9段階から1段階まで上げることができました。
 二つ目は周りへの感謝を忘れないでほしいということです。感謝なんて勉強に関係ないのでは…と思うかもしれません。しかし、皆さんの周りには、早稲田スクールの先生方は勿論、家族や友人など支え励ましてくれる人がとても多くいるはずです。そのような方々に感謝の気持ちを持つことで、慢心したり投げ出したりしてしまうこともなくなるのではないでしょうか。
 最後に私自身、つらいとき苦しいとき、泣いてしまうことも精神面の弱さから体調を崩してしまうことも幾度とありました。しかし、そんな時いつも早稲田スクールの先生方が嫌な顔一つせずに、支え励ましてくれました。特に直前期には、夏合宿のバーチャル入試も最後の四高模試も合格圏外だった、過去問が終わらない、点数が……と小さなことを考えすぎていた私に「あなたなら大丈夫。」と何度も何度もやさしい言葉をかけてくださり、体調を崩してしまった時には欠席分のプリントに一言添えてくださいました。寄せ書きをしていただいたハチマキは一番のお守りになりました。本当に学習面だけでなく精神面も支えていただけたように感じられます。日々の授業やCTに加え、合宿や特訓、模試など、とてもきつくやめてしまいたくなることもありましたが、今思い返してみれば、とてもいい思い出です。
 これからきついこと、つらいことがたくさんあると思いますが、その向こうには合格という大きな喜びが皆さんを待っているはずです。是非とも自分を信じ諦めずに頑張って下さい。きっと皆さんなら大丈夫です。
 先生方、4年間本当に本当にありがとうございました。何度言っても言い足りません。
 長くなりましたが、この体験記が少しでも皆さんの参考や励ましになれば幸いです。皆さんの合格を心から願っています。

 


 

早稲田スクールでの4年間

O・Yさんの保護者様より

 思えば4年前の春、「近くに早稲田スクールができたから、春期講習に行ってみたい。」と娘が言い出し、春期講習に参加したのが早稲田スクールとの出会いでした。勉強嫌いの娘のことだから、どうせ講習だけでやめるだろうと思っていたのですが、意外にも「すごく楽しいから続けたい。」との娘の言葉で、通塾することになりました。
 中学校に入ってからは、学校の課題や部活との両立が難しく、体調がすぐれず、休みがちになる日もありました。また、思春期の難しい年頃の娘と、私がぶつかり合い「もう塾やめたら。」と喧嘩になってしまうこともしばしばでした。それでも続けてくることが出来たのは、先生方のフォローのおかげだと思います。
 3年生になり、バーチャル入試や一度目の熊高模試も、不合格判定の中「絶対熊高に行きたい。」と譲らない娘に、正直イライラしたり不安に思うこともありました。そんな中、徐々に成績を伸ばしてきた娘でしたが、最後の四高模試は、今までで最悪の結果でした。焦り、不安になり、落ち込む娘に、先生方は遅くまで話を聞いてくださり、的確なアドバイスをしてくださいました。受験直前にも、体調を崩してしまい、不安でいっぱいだったと思いますが、受験当日は「今まで全力で支えてくださった先生方や友人に恩返しする為にも絶対合格する。」と、前日頂いたお守りと合宿のハチマキを大切そうにポケットにしまい、意外にもおだやかな顔で出掛けて行く娘を見て、少し安心しました。
 この4年間で娘は、親が教えてあげられなかった大切なことを、「どんな時でも励まし合える友人、親身になって支え続けてくれた先生方」に出会い、たくさん学ばせていただけたように思います。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。