自信をもつために

済々黌高校:T・R君

 僕は受験が終わってから合格発表の日までずっと、受かるかどうか自信が持てませんでした。
 その一つ目の理由は、本気で勉強に取り組み始めた時期が中3の夏休みからと、とても遅かったからです。夏の合宿でのバーチャル入試であと3点というところで不合格になりました。あと少しというところで届かなかったのが本当に悔しかったです。そこから本気で勉強をし始めました。最初は全く成績が変わらず、あきらめようとも思いました。しかし、国語の先生に言われたように、あるとき急にポンと上がりました。だから、みんなにはあきらめずに続けると急に上がるから、努力を怠らないようにして欲しいと思います。
 二つ目の理由は、CTの勉強をあまりしていなかったことです。夏休み前は「居残りすれば終わるからいいや」と思っていましたが、その居残りの時間が本当にムダだと夏休みが終わって気付きました。それは、こんな狭い範囲のCTで不合格をして、いや、満点を取らないで、受験なんて到底できないと思ったからです。逆にCTで一つ一つをしっかりと押さえていけば、受験勉強がとても楽になったと思います。早くからCT勉強を始めて、空いた時間を他の勉強に回せば、とても効率が良い勉強ができると思います。そして、CTは丸暗記ではなく、一つ一つの意味を理解して押さえていくことが大事だと思います。
 最後に、早めに勉強するように言いましたが、勉強だけではなく友達関係の付き合いも大切にしてほしいと思います。自分の競い合えるライバルを見つけるのも大きな成長へとつながります。受験当日は今までの努力を信じ、自信を持ち、今の自分は誰よりも強いと思って受けて下さい。何かあれば、先生を頼ってみて下さい。本当に良い先生たちばかりだから。
 頑張れ!負けるな!

 


 

導いて頂いた先生方へ

T・R君の保護者様より

 合格発表当日、「お母さんは発表見に来なくていいよ」と言って一人で見に行きました。不安で仕方なかったのでしょう。発表直後、すぐに電話で「合格したよ」とすごく明るい声で言ったことを今のことのように覚えています。ここ半年程、あんなにニコニコして帰って来たことはありませんでした。本当に嬉しかったです。
 本人の強い意志で中学受験をしたいということで,小学6年の夏から早稲田スクールに通わせることにしました。最初はついていくのがやっとでした。中学に入り部活中心となり、塾を休みがちになりました。やはり成績もぐっと落ち込み始めました。塾を辞めたいとも言いました。その時は本当に部活しか見えておらず、親が言ったことも全然聞きませんでした。その時、唯一話を聞けたのが塾の先生でした。何度も子どもと話をして頂きました。それからは塾を少し減らしましたが、中体連も終わり、すぐに勉強の方へ切り替えができ、毎日遅くまでコツコツと勉強をしていました。部活が終わってからは毎日のように塾に行き、先生と連携を取りながら楽しく通っていました。塾の先生とはすごく合うようで、勉強以外のことも教わり、心身共に成長できたと思っています。
 私はただ見守るしかありませんでした。中学生という多感な時期に、ここまでやる気を出させて下さった京町校の先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。