受験を終えて

済々黌高校:G・K君

 合格発表の日、「45」を見つけた時は、1年間の努力が報われて、嬉しい気持ちと感謝でいっぱいになりました。しかし、合格はしたものの、僕は勉強の仕方でたくさんの失敗をしました。一つ目は、勉強を始めるのが遅かったことです。二つ目は、無駄な時間が多かったことです。
逆に良かったこともたくさんあります。一つ目は、僕は家であまり集中できなかったので、毎日塾へ自習をしに行っていたことです。そして、毎日11時まで残っていたことです。二つ目は、志望校を早い時期に決めていて、それに向かって勉強し続けられたことです。三つ目は、毎日生活リズムが整っていたことです。四つ目は、充分な風邪予防をしていたことです。五つ目は、本番でいつも通り緊張せずに問題を解けたことです。僕は緊張しないように、毎日寝る前に「イメージトレーニング」をしていました。受験生のみなさん、今から本気で努力し続ければ、誰でも志望校に合格できます。実際、僕も4月の第1回四高模試では、18段階でした。勉強は量より質が大事だと思います。みなさん、僕のようにたくさん失敗しないようにして下さい。また、試験は一回限りの一発勝負です。ぜひ「イメトレ」をやってみて下さい。そして「合格」という栄冠に向かって頑張って下さい。
 最後に、熱心に指導して下さった先生方、本当にありがとうございました。また、お互いに励まし合った仲間、受験生である僕をいつもサポートしてくれた家族に感謝しています。

 


 

一生懸命

G・K君の保護者様より

 3月15日、発表の日の朝9時過ぎ、「合格したよ」と一真から連絡が入りました。私は耳を疑い、「えっ、えっ、本当に?」と聞き返しました。厳しい受験でしたので、半信半疑の気持ちでした。
 中学3年の4月から入塾しまして、そこから受験へ対する意識が親子共々変わっていきました。ただ勉強するだけで良いという考えから、勉強の仕方には要領があるということが分かりました。そして、このことを素直に受け入れたことが、良い結果へと導いたのだと実感しました。また、志望校を変えなかったことや、ほぼ毎日自習に行くという習慣も良かったと思います。途中成績が思うように伸びず、志望校を変えようと家族で話しましたが、涙ながらに志望校を変えたくないと言われました。この時、もう応援するしかないと親としても決心しました。正月特訓に行きたいと本人の口から聞いた時には、本気になっているのだと感心しました。大好きな祖父母の家へも行かず、自宅に一人残って勉強していました。黙々と勉強している姿が頭に浮かびます。塾で、夜11時まで自習し、迎えに行っていた毎日が、今では良き思い出です。楽しく塾に通えて、本当に感謝しています。先生方、見守っていただいてありがとうございました。この経験を糧にして、次への挑戦を応援します。 何事も諦めない姿は素晴らしかったよ、K。