気持ちで掴んだ合格

済々黌高校:O・Tさん

合格発表の日の朝、朝ごはんが一口も食べられないくらい緊張と不安でいっぱいでした。自分の受験番号が見つかった時、間違いなのではないかと何十回も見直し、本当に合格したんだとわかった瞬間、思わず声を上げて叫んでしまいました。
私は、中学2年生の時に帯山中学校に転入し、近くに塾があり、便利だからという理由もあって早稲田スクール帯山校に入塾しました。しかし、部活の練習はとてもハードで、毎週のように遠征があったため、宿題をするだけで精一杯でした。特にきつい時期は、塾との両立が辛くなり、「辞めたい」と家で嘆くこともありました。それでも何とかして塾には行き続けましたが、本格的に受験勉強を始めたのは、中3の夏休みの後半からでした。
私はオープンスクールで「済々黌に行きたい」と強く思うようになり、気合いを入れるために「済々黌絶対合格」と大きな字で書き、毎日それを見て勉強していました。成績は徐々に上がっていきましたが、途中で伸び悩んだ時期があり、「本当に合格できるのかな」という気持ちから集中できない日もありました。そんな時、先生から「本当に合格したいなら死ぬ気でやれ!」と怒られ、合格するか分からない状況でも応援してくれている先生方や家族の気持ちに応えられていない、とひどく反省しました。それから受験当日までは、1分1秒も惜しみ、「自分は絶対に合格するんだ」という強い気持ちで勉強しました。休み時間、皆がワイワイしている時も少しでも上の人と差を縮めようとノートを見直したりして、必死で取り組みました。前日の先生方の「大丈夫」という心強いエールからパワーをもらい、そして見事に志望校合格を勝ち取ることができました。
私が合格することができたのは、日々のちょっとした努力の積み重ねと絶対に諦めないと思う気持ちがあったからだと思います。きつい日々の中で塾を続けてきたのも、志望校合格に繋がったのではないかと今では実感しています。これから受験を迎える皆さんも、「自分は合格できる!」と強い気持ちで臨めば、絶対に合格できます。しかし、応援してくれている両親、先生方への感謝の気持ちは絶対に忘れてはいけません。1分1秒、1問でも多く。この言葉を忘れず、諦めないで志望校合格を勝ち取って下さい。


努力は実る

O・Tさんの保護者様より

2年生で転校して熊本市内に引っ越しをしてきました。マイペースな性格もあり、成績も思うように上がらなかったので、早稲田スクールに入りたいという娘の希望もあり、入塾しました。転校してすぐの慣れない学校生活、バスケットボール部にも入部して朝6時半から朝練、夕方は塾のギリギリの時間まで、ハードな練習、加えて土日は、遠征や練習試合という生活の中で、塾の5教科の授業や予習を眠い目を擦りながら、ただやるだけの日々が続きました。中2の2学期頃には、娘から「もうこの生活を続けるのは無理よ」という弱気な日もありましたが、「何とか頑張って行こう」と声をかけていきました。3年生になり、目標はしっかり決まっていましたが、現実は目標を達成するには不可能な成績でした。しかし、娘の意志は固く、「絶対済々黌合格」という机上に書かれた紙を見て、親としてはただ応援するしかないと思いました。そんな不安な時期でも、塾の先生から励ましのお電話をいただいたりで、親も受験の不安を解消することが出来ました。
受験の当日「今まであんなに頑張ったんだから絶対に合格できる。頑張っておいで」と声をかけました。娘は受験に出かける直前まで勉強する姿勢を崩しませんでした。絶対に合格するという意志を貫き通したことで合格を掴んだと思います。娘は高校受験で、たとえ実力はなくても「努力は実る」ということを学んだと思います。これからも目標に向かって努力することを忘れず、高校生活を送って欲しいと思います。
最後に、早稲田スクールの先生方には、兄の受験から妹の受験までの8年間、いろんな形でお世話になり、またご指導いただき、心より感謝しています。本当にありがとうございました。