3年間で学んだ事

済々黌高校:K・T君

 私が早稲田スクールに入塾したのは小学校を卒業してからでした。初めは新しいことが沢山があり知識が付いていると実感し、また、とてもやりがいがあって楽しかったのを覚えています。しかし、その状態が続いたのも最初だけでした。気の緩みが生じ、その場しのぎの間違い直しや、何か分からないことがあっても質問するのが面倒だという理由で、先生に質問をしないということもありました。
 私は中学校で生徒会に入り、また部活動の方でも部長をさせてもらいました。私にとって、生徒会や部活動、塾の両立はとても苦しいものでした。放課後は生徒会の活動が遅くまであり、それを終えれば部活動、そして塾へ行くというのが日課でした。ですから、先生が話をしている最中にウトウトしており、eトレではよく寝ていました。この様な授業態度では成績が上がる訳がありません。一時期、成績が上がらず悩んでいた時期がありました。そこで支えになったのが学校と塾の先生、そして何よりも家族でした。先生方は真剣に私に合った勉強方法を見つけて下さいました。また、家族の皆は家に帰ったら明るく接してくれ、自分が弱音を吐いている時は厳しく叱ってくれました。そのおかげで身を引き締め頑張ることが出来たと思います。
 さて、私がこの3年間の経験を通してあなたに伝えたい事があります。
まず、「間違い直し」をしっかりと自分が納得いくまで先生に質問し、理解していって下さい。質問をしたものは確実に定着していきます。私も質問をした箇所については注意するようになり覚えていきました。それから、授業の大切さを知っておいて下さい。授業を受けるということは日頃先生方が言われていると思いますが、自分で学習するより確実にそして正確に理解が出来ます。それに先生がポイントを分かりやすく教えてくれるので、独学で学ぶより時間が少なくて済むと思います。受験生にとって時間はとても大事なものです。ですから、時間を有効に使う為にも授業は大切です。
 次に、メリハリをつけることです。私はこれが出来ていなかったので、「メリハリが無い→生徒会など仕事が遅れる→睡眠時間が削られる→メリハリがもっと無くなる」と悪循環になっていました。受験生は勉強により大きな負担が掛かってしまいます。そのストレスを抱えたまま勉強を続けるのは相当の精神力が要ります。だから、とても疲れている時はしっかりと休んだ方が良いです。外国では、しっかり仕事をした後にそれ相応の休暇をとっています。それと同じです。しかし休み過ぎては元も子もないので、ほどほどにしておきましょう。
 最後に、支えて下さった周りの人達に感謝の気持ちを忘れないことです。感謝の気持ちは、自分へ勉強する意識を高めてくれる最たるものだと考えています。私も、感謝の気持ちを伝えるために合格という恩返しをしようと頑張りました。結果、恩返しをすることが出来ました。
 なかなか成績が上がらずに苦しい時期があると思います。しかし、今良い結果が出なくても心配要りません。結果を出さなくてはいけないのは本番、そう入試です。今にとらわれず、けれども今にこだわりを持って下さい。今という時間を大切にし、あなたの周りの人達に感謝し、これからも頑張って下さい。私もこれからの高校生活が有意義なものになる様に頑張ります。

 


 

ゴールではなくスタート

K・T君の保護者様より

 合格発表当日、駅から二人で気持ちを落ち着かせる様に今後のことを語りながら高校まで歩いた路。受験番号を確認した時、安堵と喜びで胸がいっぱいになりました。
 小6の3月に私のススメで入塾した為、長くもつか心配でした。ある日「僕は塾に入っていなかったら、こんなに勉強はできてなかったと思う。良かった。」と言われたことがあります。部活動ではキャプテン、生徒会では会長として忙しい日々を過ごし、勉強との両立が辛そうな時期をみてきました。それでも、何とか踏ん張って頑張っている息子の姿はとても頼もしく、夢に向かって頑張っていましたが、たまには弱音を吐くこともありました。それでも、息子だから乗り越えられると信じ支え、一つ一つ乗り越えていきました。
 早稲田スクールの先生方の授業はとても分かりやすく、会話も面白いとよく話しており、また学校と違う雰囲気で他校の生徒とも仲良くなり塾に行くのが楽しみになっていた様です。受験前日に届いたお心遣いに、ここまでしてくれるのかと親子で感動し、また、その日の夜には担当の先生より応援電話もいただき、本当にありがとうございました。
 息子は入試前に勉強しないと言いだし「今晩は、安心して、ぐっすりおやすみなさい…」という言葉を胸に、両日共いっさい机に向かうこと無く自分を信じ、平常心を保ちながら無用の不安を取り除いてたいたのでしょうね。結果、息子にとってはそれが良かったのかも知れません。
 高校はゴールではなく、今から目指す場所へ向かうスタートラインです。その目標に向かって今から何をすべきなのかをしっかり考え、有意義な高校生活を送って欲しいと思います。
 最後に、中学に上がり済々黌へ行くという目標が固まり、それに向って先生方のご指導のお陰で素晴らしい結果に繋げられたことを心より感謝申し上げます。この様に言葉を述べる機会を与えてくれた早稲田スクール大津校の先生方、息子に感謝します。
 3年間本当にありがとうございました。