努力は報われる

熊本高校:R・Sくん

 僕は早稲田スクールバーチャル校に、中二の冬から通い始めました。県外で生活していて、受験に対する意識が低かったため、自分は塾に入るまでテスト期間以外全く勉強をしていませんでした。また、自分はネガティブになってしまいやすい性格でした。なので、勉強量が増えた時、同じ学校の同級生もあまり勉強をせず、みんなの遊んでいる姿を見て、「自分だけこんなに勉強する必要なんてあるのだろうか?」
 「自分ももっと遊びたい!」
などと思ったこともありました。しかし、先生方からの応援や、同じ塾の人たちの頑張っている姿に刺激を受け、
 「自分も頑張ろう!」
と思えることができ、精一杯頑張ることができました。しかし、すべてが順調…という訳ではありませんでした。中二の冬頃に受けた最初の模試では一〇段階で、当初自分の志望校であった済々黌高校の判定はE1。学校の定期テストでは上位の方だったので、かなり衝撃を受けました。
 また、その後模試での結果が良くなってきて、志望校を熊本高校に決め、出願届を提出し終わった頃、入試前最後の模試でこれまで取ったことのないような、とても低い点数を取ってしまいました。その結果を見た時もとても落ち込みました。しかし、そんな時、最後に助けてくれたのは、自分の今までの努力でした。
 「今までこれだけ勉強したのだから、大丈夫!」
と心から思うことができました。自分が本当に一生懸命勉強したからこそ、こう思えたのだと思います。
 皆さんも、勉強が嫌になることがあるかもしれません。けれど、そんな時でも諦めず前向きに頑張れば、必ず結果はついてきます。また、その頑張った記憶は、将来での素晴らしい思い出にもなります。なので、一回このことを信じて、頑張ってみてください。そうすれば、絶対に素敵な未来が待っているから!


「栄光」  R・Sくん保護者様より
 我が家は双子なので、受験生二人を抱えての県外受験となりました。
 早稲田スクールとの出会いは中学二年生の夏。東京在住だったので熊本の受験対策として、全国展開している東京の塾複数に熊本の受験対策が可能か尋ねました。しかし、いずれも答えは無理というものでした。
そこで、学校の長期休みに熊本の現地校に通い、夏期講習や冬期講習を受けさせたいと思い、早稲田スクールに勤めている友人に相談しました。そこで提案してもらったのが早稲田スクールバーチャル校です。バーチャル校の話を聞いてすぐは画面を通しての授業だし、何か現実味がないなと思っていました。積極的に入塾しようという気持ちにならず、とりあえず模試を受けてから考えようかなと思い、入塾していませんでした。
 初めて臨んだ熊本の模試。二年生第三回模試。届いた結果は惨憺たるものでした。一人は、一九段階。もう一人も、志望校すべてE判定。熊本の受験はハイレベルだと聞いてはいましたが、まさかの成績に絶句しました。ショックを受けていた時に、バーチャル校の先生から連絡がありました。
 「大丈夫です。まだ間に合います。三段階は上げられます。もっとやれば、それ以上に!」と…。
藁にもすがる思いで、バーチャル校の入塾を決意しました。子どもたち二人もまさかの結果に打ちひしがれていました。東京でも塾に通っていましたし、学校の成績も普通くらいだったからです。そこで、しっかりやらないとまずいと思ったようです。そんなこんなで始まった我が家の受験でした。
 バーチャル校の利点を挙げるとしたら、通学時間・送迎時間が必要ない。私たちのように遠方からも受講できる、などがありますが、それ以上に、我が子たちが何時間も一生懸命授業を受けているのを目の当たりにできることです。また、先生方が毎回ものすごい熱量で授業をされていることも伝わってきました。
 最初、惨憺たる結果だった模試の成績は、一年後の夏の三年生第三回模試で、一九段階から一六段階へ、E2判定からB2判定までアップしていました。
 そのように順調にアップしてきた二人ですが、一月最後の模試あたりで一人がスランプに陥りました。最後の模試ではC2判定。日曜特訓でも過去最低点。願書を出す前でしたので志望校を変更するか悩みました。そこでまた、息子が先生に相談していました。相談はいつものZOOMで。一人部屋にこもり、先生と話していました。そこから聞こえ漏れてきた泣き声…。受験に挑み始めてから、初めて見せた涙でした。しばらくすると、涙を拭いて納得した顔で部屋から出てきました。今まで十分にやってきた。チャレンジすることに意味がある。そう思えたようです。志望校を変更せずに受験する決意をしました。先生方には、こうして何度も、心も整えてもらいました。
 受験最終日、帰ってきた息子。開口一番、
 「数学やらかした。落ちたかも…」
と。しかしすぐに、
 「これだけ一生懸命勉強してきた。悔いなし!どの学校に行っても頑張れる!」
と清々しいものでした。
 娘は、私立では思うように結果が出ず心配しましたが、
 「公立の入試対策なら、しっかりしてきたから大丈夫!」
といつも口にしていたので、それを信じ応援してきました。試験当日、受験の手ごたえを聞いてみると、社会はサカイだった、と。サカイとは、社会を教えてくださっている先生のこと。
 「いつも塾でやっていた通りでよくできた!」
という意味だったようです。このようにして、我が家の受験は終わりました。
 受験は合格することが最高の喜びにも思えますが、それ以上に目標に向かって努力できた自分がいること、そんな自分に出会えたこと、これが何よりも一番の財産になったのかもしれません。今後、彼らの人生には様々な困難が待ち受けていると思います。しかし、あきらめず、頑張れる自分がいることが分かっている彼らなら、どんな困難にも打ち勝ち、乗り越えていってくれると思います。そのように思わせてくれた我が子たちの成長が何よりも嬉しく、誇らしく思います。